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2003年4月号
大塚先生のコラム

■「治療法の選択」

今回は、ネットで知り合った方の意見をヒントに、治療法の選択について述べたいと思います。

病気を宣告され、治療の方法が医者から説明されます。軽い病気であれば、内服薬での治療で何日かで治るのでしょうけれども、癌となると話は別です。手術、薬物、放射線、最近では免疫療法、温熱療法なども選択肢としてあげられます。患者さんは何がなんだかわからず、また病気の重大さとショックから、言われるがまま、されるがままの治療であったのがこれまでの医療であったと思われます。



大塚龍彦
大塚内科医院ホームページ
同じ抗ガン剤治療でも、使い慣れたドクターがおこなうのと、慣れていないドクターが使うのとでは、全くかわってきます。もちろん治療薬の組み合わせや、量の問題はある程度統一したマニュアルがあるため、さほど問題はありません。

問題は副作用と、どこまでその治療を行うかです。一通りの投与を一定期間行うことをワンクールといいますが、癌の程度によって何クールか続けて行うことがあります。当然回数が増えるごとに患者さんにとってきつい治療となってきます。

髪が抜けたり、白血球が減ったり、食欲がなくなる、嘔吐・下痢などなど、いくらでも副作用は出てきます。患者さんの状態を見極め、癌との戦いを無理のないように導けるかどうかが医者の腕の違いとして出てきます。せっかく癌は縮小し、効果が出ても副作用で命を落としてはなんにもなりません。

手術でも問題は同じです。それこそ大工と一緒で、熟練したドクターと、そうでないドクターでは手術時間も合併症の発生率も違います。それと手術ができるできないの判別が正しくできる事も腕の良いドクターの条件でしょう。
「この歳でこの体力でこの手術に耐えられるのか? 」
御家族が不安に思って、主治医に対して少しでも不審点があれば、手術は無理に行うべきではないでしょう。

私も外科を研修しましたが、私の上の先生は、腕も良くこの見極めもよく、とても尊敬できる人でした。

ある困難なケースにあって、患者さんと御家族に
「このままでは死を待つばかりです。いちかばちか私に手術をさせて下さい。」
とお話ししましたところ、やはり信頼関係のしっかりとれていたドクターだったので、手術は快諾でした。
、、、しかし実際は術後にお亡くなりになってしまいました。
患者さんが集中治療室に入っていたその間、そのドクターはベテランであるにも関わらず、下のドクターに任せずに、泊まり込みで24時間治療にあたっていました。お亡くなりになっても、御家族は怒るどころか、涙して感謝されていたのを覚えています。

本当に信頼できるのかは、他の医者に頼んで書いてもらってももらえる博士号や、学会の運営のための認定医や専門医などの医者側に立った資格ではなくて、やはり患者さんに対してどうなのかを問う”医師の人柄”が大切であると私は確信しています。
医者が
「この患者さんが私の親(又は自分自身)でも、それでも手術をしたい。」
そこまで思ってくれているのかどうか、その医者を人間としてよく見て判断して下さい。おのずと答えは見えてきます。

何度も言って申し訳ありません。
「良い医者は良い医者を知っています。」
ぜひ良いかかりつけ医を見つけて下さい。

ちなみに私は消化器病学会認定医と臨床内科医会認定医を持っていますが、三年ごとの更新の条件が、「学会出席」であるため、多忙なこの生活では行けず、代理の人に出席だけとってもらっているのが一般的なやり方なのですが、それはプライドが許さないのでもうすぐ資格が消えます。
(でも学会誌や論文は読んで勉強してますよ。)

博士号も大学在学中に研究(食道静脈瘤硬化療法の超音波内視鏡による効果判定)は終えたのですが、父の急逝に伴う開業であったため、論文にする時間がなくて、助教授が書いて下さるとおっしゃって下さったのですが、やはり頑固なプライドが許さず、後輩にあげてしまいました。これからもどこまで通用するのかわかりませんが、今のところ通用しているので、
「己自身が看板じゃ!」
で頑張っていきたいと思います。
■「悔しいと思う気持ち」
仕事・スポーツ・遊び・恋愛・・何事でもそうですが、“悔しい”と思う気持ちがあってこそ、人間って成長しますよね。次どうすれば良いか、それを考える事ができます。

私もつい最近ですが“悔しい”と思う事がありました。

相談いただいていた作品のプレゼンテーションで、負けてしまった事です。作品には自分自身納得していますので、負けても“すがすがしい”気持ちなのですが、でも悔しかったです。これをステップに次をどうするか・・良い薬となったようですね。パワーにしたいと思います。

ガンバ!!(^^)


■「編集後記」
いよいよ来月から多摩市のサッカーの大会が始まります。

ここのところ、練習試合ではチームの状態は良いようです。
トホホの話なのですが、予備校の講義の関係で全然練習に出られません。

悲しい〜〜!!
辛いな・・
後1ヶ月で自由の身となりま〜〜す・・^^;
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