Q:設計事務所の仕事って?
設計事務所は、単に図面を書く図面屋ではありません。最初の打ち合わせから建物が完成する迄の総合的なプロデュ ースをしていきます。具体的には、
(1)相談・調査業務
(2)企画・計画業務
(3)設計業務(基本・実施設計)
(4)申請業務
(5)監理業務(見積関係・現場関係)
(6)竣工業務
以上になります。
Q:設計事務所に頼むメリットってなんなの?
私たちはその専門分野を生かし、常に公平中立の立場から建築に接しています。
メリットの大きな柱としては、
(1)設計の自由度・オリジナル性
(2)対等な立場でのパートナー
(3)設計者は総合的なプロデューサー
(4)欠陥を許さない現場監理
(5)全体金額を安く出来る見積もり査定
このように考えます。
Q:もっと具体的におしえて?
(1)設計の自由度・オリジナル性―――本当の自由設計とは
人はそれぞれ顔や性格が違うように、求める理想の住まいも違っているはずです。
私は住宅を考えるとき、クライアントの価値観・人生観・人柄・そして夢を大切に考え、空間を作っていきます。当然、合法的に敷地に入らなければいけません(敷地にすまいを建てる)が、単なる間取りだけ考えている訳ではありません。
敷地には好条件もあれば頭抱えてしまう形状の物まであります。そのような敷地に対しては、多くの住宅メーカーは間取りだけ考える事で手一杯でクライアントの要望全てに対応しきれない場合があるように見受けられますが、私達はその設計の自由度により、いとも簡単にオリジナル性のある住まいを設計してしまいます。
これが本来の自由設計ではないでしょうか?
間取りだけ考える「自由設計」・「フリープラン」が良いのか、そうではない本当の自由設計が良いのか、皆さんはどうお考えですか?

(2)対等な立場でのパートナー―――頼れるパートナーとして
設計事務所に頼むと、奇抜な建物を押しつけられるとか、断り難くなるとか、考えているのではないでしょうか?しかしそうではありません。
住まいづくりは、クライアントと設計者がお互いの力・意見を出し合いつくり上げていく共同作業です。私の事務所のモットーでもある「クライアントと共に、快適な住まいづくりを目指す」は、そういう意味で付けました。
また、建物が完成すればそれで付き合いが終わりでは無く、そこから新たなスタートが始まります。完成した後も、いろいろアドバイスをしていきますし、またクライアントからもどしどし意見を言ってもらいたいです。
一生付き合える仲間=対等な立場の頼れるパートナー、では何故そのような事が出来るのでしょうか?それは私達の立場にあります。
そうです、設計料(報酬)をきちんと頂いて仕事をしているからです。それゆえに、責任と義務が重んじられます。一級建築士・・大変な職業ですね。

(3)設計者は総合的なプロデューサー
      ―――初めの1歩「設計料の意味と必要性」
多くの方は、設計事務所に仕事を頼むと、設計料が余分に掛かり全体的に高くなってしまう、と思っているでしょう。また、図面を描くだけなのに、何故そんなに高いのだろう、と思っている方も少なくはありません。
しかし、果たしてそうでしょうか?逆に設計事務所に仕事を頼んで、安くなったケースは多々あります。その最大の理由は、見積書の透明性です。これは、数社による競争入札の制度を取っているために生まれる経済効果です。私達は単に図面だけ描いているのではなく、トータル的にプロデュースを行っています。ですので、プロデュース料=設計料を頂戴しています。
その設計料は、人件費+必要経費+技術料で構成されていて、一般的に私達は住宅の場合、工事費の8〜10%程度設計料を頂きます。設計料は無料ですと言っている所でも、工事費の中に含まれていたり、多くはモデルルームの維持費や、広告宣伝費なども工事費の中に含まれています。さて、トータル的にどちらが安くなるでしょうか?
私の事務所では、事務所協会の料率を見直ししてオリジナルに料率を設定しています。
もちろん相談に乗る事はやぶさかではないので、ご安心下さい。

(4)欠陥を許さない現場監理
      ―――欠陥・手抜き工事を許さない監理の必要性
昨今マスコミにも多く取りだたされている「欠陥住宅」、私も調査の仕事をしていますので、その実状は把握できます。多くの原因は、手抜き工事や施工者の知識不足、そして監理者がきちんと監理していない事から起きることが多いです。
そうです。設計者が監理をしていないのです。建築基準法上確認申請を出す際は、工事監理者がいるようになってますが、いわゆる名義貸しで処理してしまい、上記のように実際は、しっかりとした監理は行われていないのです。この為、多くの「欠陥住宅」が生まれています。このケースは、建て売り住宅に非常に多いですね。図面と申請を許可にしたらはい・それでお終い!これで果たして良いのでしょうか?
皆さん、後悔しない住まいを造る意味でも、設計者が監理をする「設計事務所」をもう一度考えてみてください。

(5)全体金額を安く出来る見積もり査定―――見積もりの透明性

皆さんにとってみれば、工事見積書を全て把握する事は無理でしょう。ですので、「どうせ解らないから全て一式で大丈夫」なんて思い、施工店からそのような見積もりを出され、契約してしまった方いるのではないでしょうか?これはまったく最悪のパターンで、施主にとってみれば大変不幸な事です。
私達は先にお話したように、図面を描き数社に見積もり依頼をする競争入札制をとっていて、その上がってくる見積書の全てに目を通しチェックします。ですので、施工店も「プロが見るから変なことは出来ない」と思い、公正な金額を入れてきます。この事により見積もりの透明性が生まれ、結果安くて良い物が手に入ります。
その為にも、公正な図面を描き・プロデュースする設計事務所は不可欠です。その見積もり合わせを依頼する施工店は、施主と設計者で探す共同作業でもあります。
Q:じゃあハウスメーカーより設計事務所に頼んだ方がいいっていうわけ?
いえいえ、必ずしも設計は設計事務所に依頼する事が、絶対良い選択だとは思っていません。なぜならば、建て売りを買うことや、ハウスメーカーに依頼することが、当事者にとって良い選択であれば、それはそれで良いと思います。
一番いけないのは、他人任せにして自分が勉強しない事だと思 います。設計事務所は、施主に色々な課題を与えたり、時には論議をする場合があります。それだけ真剣に取り組んでいるの です。人生の中で大きな買い物ですので、手を抜かず真剣に悩んで頂きたいと思います。その上で、設計事務所を選択の一部に加えて頂ければ、幸いです。
Q:どの設計事務所を選べばいいの?
設計事務所を選ぶ決め手はやはり相性だと思います。
昨今インターネットの普及で、沢山の設計事務所のHPがあります。(私の所もそのうちの一つです。)どの設計事務所にするか迷っている皆さんには、沢山の事務所のHPをみてもらいたいです。
作品などを見ることで建築家の人柄まで判断できるといいのでしょうが、なかなかそうはいかないでしょう。そういうときは、直接会ってその人の考え方を聞いてみるのも良いかもしれません。多くの設計事務所では、ファーストプランまでは無料ですので、おおいに利用してみたらいかがですか。

ところで、私のHPは人柄が見えるHPだと思いこんでいるのですが、如何でしょうか?
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